製品概要
- 振動製品
- 振動計
FFTアナライザ/
ハンドヘルドアナライザ
TYPE6240
- 【価格】
・本体価格:312,000円(税込:343,200円)
PCコントロール&プロジェクタソフト付
・マイクロホンTYPE4152N2付
352,000円(税込:387,200円)
TYPE 6240は、FFTアナライザ、オクターブバンド分析、最先端のサウンドレベルメータ、多機能なアコースティックアナライザ、高精度なオーディアナライザで構成されています。 従来の測定器にはない幅広い機能を装備することにより、製品開発、品質管理、騒音モニタリング、建築音響、労働環境衛生といった専門分野のアプリケーションに対応します。 測定データ及び波形記録(WAVEファイル)は、SDカードに収録し、PCへ転送することができます。PCコントロール&プロジェクタソフトのバーチャルキーボード機能により、PCのマウスでTYPE6240をコントロールできます。 その他、データロギング、RT60残響時間、ポラリティ、ディレイ、THD+N測定、ボイスノート録音を標準装備しています。オプションにより、FFT高解像度スペクトル(高解像度ズームFFT 最少0.4Hzステップ)、音声明瞭度STIPA、アコースティック測定機能の拡張、合否判定、リモート測定を追加できます。 |
システム構成
PCコントロール&プロジェクタソフト(無償ダウンロード)
PCコントロール&プロジェクタソフトは、PCへのUSB接続によりリアルタイムでTYPE6240のスクリーンを表示します。バーチャルキーボード機能により、PCのマウスでTYPE6240をコントロールできます。 ・TYPE6240をPCでコントロール (PC制御の計測システムと同感覚を手軽・安価に実現) ・TYPE6240から離れた場所でモニター ・PC画面上のTYPE6240プロジェクタの背景色は、ユーザー 定義のリミット設定により緑から赤へ変化 ・TYPE6240を複数台接続可能 |
FFT解析(リアルタイムFFT)
TYPE6240は、瞬時レベルと時間平均されたレベルLeqを同時に測定します。周波数レンジ7 Hz - 20 KHz、3種類のレンジによる測定が可能です。さらにオプションのエクステンデッド・アコースティックパックは、より高解像なズームFFTを実現し、周波数レンジ5 Hz - 20 kHzを最小0.4 Hzステップで解析できます。 また、スペクトラムリミットオプションは、トレースキャプチャリング、相対カーブ表示、広範囲なトレランス処理機能をFFT解析に付加します。 |
スペクトラムリミット(オプション)
スペクトラムリミット・オプションは、スぺクトラムをトレランスバンドに対して比較し、各周波数バンドにおいて値が外れていないか可視化させるものです。これにより合否判定を含むリファレンスカーブに対する比較測定が可能になります。判定結果は内蔵のリミットLEDや外部スタックライトで表示させることができます。さらに、RTAでは解像度に1/6と1/12オクターブスペクトラム、FFTアナライザではユーザー定義のレンジとトレースキャプチャリング機能が追加されます。TYPE6240はスぺクトラムを絶対値または相対値カーブとして表示できます。 デジタルI/Oアダプタ基板を利用すれば、外部周辺機器による自動測定に対応させるため、TYPE6240をプログラマブル・ロジックコントロールにリンクさせることができます。 |
リアルタイムアナライザRTA
TYPE6240はワイドバンド値 と、リアルタイムスペクトラムを1/1または1/3オクターブバンド解像度で測定します。また、同時にデータ収録も可能です。ワイドバンドサウンドレベルとRTAスペクトラムは同時にディスプレイ上で見ることができます。 |
サウンドレベルメータ
TYPE6240は高精度なサウンドレベルメータとして使用できます。多数の値を同時に測定できます。例えばLp、Lmin、Lmax、Leqの値を、周波数重み特性A、C、Z及び時間重み特性F、Sで同時に測定することができます。 収録された全てのログデータをリムーバブルSDカードに保存できます。同時に、TYPE6240は測定後のドキュメンテーション用としてWAVファイルレコーディングが可能です。また、個々の測定にはボイスノートを付加できます。 |
RT60 残響時間
TYPE6240は、Schroederメソッドにより63Hzから8kHz、1オクターブバンドで音響エネルギーの減衰時間を測定します。オートトリガーと多数の測定値の平均化機能は、測定作業を容易にし、測定時間を削減します。テスト信号は、インパルスソースがゲーテッド・ピンクノイズを使用します。オプションのエクステンデッド・アコースティックパックにより、1/3オクターブ解像度のRT60 測定が可能になります。 |
スコープ
スコープファンクションでは入力信号波形を見ることができます。自動で入力信号の基本周波数にトリガし、X軸(時間)とY軸(レベル)のスケールを選択します。基本周波数または最も支配的な周波数がスコープ画面の上部に表示されます。 |
●サウンドレベルメータ
製品構成 IEC 61672 / ANSI S1.4 準拠 | ・ TYPE 7052 class2( Type 2 ) |
適合規格 | IEC 61672, IEC 60651, IEC 60804, ANSI S1 4, ANSI S1.43, IEC 61260 class 0, ISO 2969 |
サウンドレベル測定 | ・SPLアクチャル, Lmin, Lmax, Lpeak,Leq, gliding Leq ・オプション:パーセンタイル,統計,騒音計暴露レベル ・全ての測定結果を同時に取得可能 ・補正値測定ウィザード ・任意のインターバルによる、すべてまたは選択した値のデータログ ・Wavファイルのレコーディング(ADPCM)と音声ノート ・サウンドレベルのリミットモニタリング ・外部周辺機器制御用デジタルI/Oインターフェース |
重み付け特性 | ・周波数重み付け特性:A, C, Z ・時間重み付け特性:Fast, Slow, Impuls(オプション) |
詳細 | ・測定帯域幅(-3dB):2Hz~23.6kHz ・レベル解像度:0.1dB ・内部雑音:1.3μV A-Weighted |
リアルタイムアナライザ RTA | ・周波数解像度:1/3, 1/1オクターブ,ワイドバンド ・周波数レンジ:6.3Hz~20kHz ・比較測定をキャプチャリング |
●アコースティックアナライザ
FFT解析 | ・リアルタイムFFTアクチャルレベル,Leq, Lmin, Lmax ・レベル解像度:0.1dB ・内部雑音:1.3μV A-Weighted ・最小0.4Hz解像度(オプション) |
残響時間RT60 | ・1/1オクターブバンド測定値, 63Hz~8kHz, T20基準 ・オプション:1/3オクターブバンド測定値, 50Hz~10kHz |
ディレイタイム | ・電気的リファレンス信号とアコースティック信号間の伝搬ディレイ、内蔵マイクロホンを使用 |
ポラリティ | ・スピーカーとライン信号のポラリティチェック |
オクターブ解析 | ・Lp,Leq, Lmin, Lmax ・オクターブスペクトル解像度を1/1, 1/3,1/6(オプション), 1/12(オプション)より選択可能 ・合否判定 |
STIPA 音声明瞭度 (オプション) | ・IEC 60268-16準拠のSTIとCIS単一値 ・環境雑音補正 ・リモート測定用の自動平均機能 ・オクターブバンド毎のモジュレーション・インデックス |
●オーディオアナライザ
RMS レベル | ・真の実効値測定, V, dBu, dBV, dBSPL表示 ・XLR/RCA入力レンジ:2μV~25V(-112dBu~+30dBu) ・確度:±0.5% @ 1kHz ・フラットネス:±0.1dB @ 12Hz~21.3kHz ・帯域幅(-3dB):5Hz~23.6kHz |
THD+N | ・表示レンジ:-100dB~0dB( 0.001%~100%) |
スコープ | ・オートレンジ、オートスケール |
フィルタ | 周波数重み付け特性:A, C, Z ハイパス: 100Hz, 400Hz, 19kHz バンドパス: 22.4Hz-22.4kHz |
●入出力インターフェース
オーディオ入力 | ・XLRバランス:ファンタム電源+48V(オン/オフ可能) ・RCAアンバランス:入力インピーダンス>30kΩ ・ビルドイン・コンデンサマイクロホン:ポラリティテスト、ディレイ測定、ボイスノートレコーディング用 |
オーディオ出力 | ・ビルドインスピーカー ・ヘッドホン用3.5mmステレオコネクター |
USBインターフェース | ・USBミニコネクター、PCへのデータ転送とLi-Poバッテリー充電 |
デジタルI/O | ・インターフェースアクセサリへの接続用 ・インプットキーパッド ・デジタルI/Oアダプタボックス ・デジタルI/Oアダプタ PCB |
メモリ | ・SDカード(4GB)付属、ASCIIフォーマットデータ、スクリーンショット、ボイスノート、WAVファイル保存用 |
電源 | ・リチャージブルLi-Poバッテリー(付属) ・単三形乾電池4×1.5V ・リニア外部パワーサプライ9VDC ・USBパワーサプライ(動作時Li-Poバッテリーを充電) |
●一般仕様
クロック | リアルタイムクロック、バックアップ用リチウムバッテリー付き |
温度 | -10℃~+50℃(14°~122°F) |
湿度 | 5%~90% RH、結露不可 |
音声明瞭度STIPA(オプション)
STIPAファンクションは、IEC 60268-16:2003規格の最新版に準拠した、公共のアナウンスシステムの音声明瞭度を測定できます。TYPE6240は、7つのオクターブバンド各々のレベルとモジュレーション・インデックスを測定し、結果をSTIまたはCISで表示します。 |
スペクトラムリミット(オプション)
スペクトラムリミット・オプションは、スぺクトラムをトレランスバンドに対して比較し、各周波数バンドにおいて値が外れていないか可視化させるものです。これにより合否判定を含むリファレンスカーブに対する比較測定が可能になります。判定結果は内蔵のリミットLEDや外部スタックライトで表示させることができます。さらに、RTAでは解像度に1/6と1/12オクターブスペクトラム、FFTアナライザではユーザー定義のレンジとトレースキャプチャリング機能が追加されます。TYPE6240はスぺクトラムを絶対値または相対値カーブとして表示できます。 |
リモート測定(オプション)
リモート測定・オプションは、TYPE6240の測定データをMS ExcelやLabview等のPCアプリケーションにリアルタイムで取り込むことができます。ユーザーは、PC上にサウンドレベルモニタリング、オーディオ測定、自動測定タスク等独自の測定アプリケーションをプログラムできます。当オプションには、TYPE6240測定データをクエリするコマンドセットが供給されます。 サポートされるTYPE6240の測定ファンクション: サウンドレベルメーターとRTAアナライザ オーディオアナライザRMS/THD+N |
NC曲線(オプション)
NC曲線は室内や環境の騒音レベルに関して、客観的な指標を与えます。スペクトルからNC値を評価するには、1/3オクターブバンドのスペクトルがNC曲線に接する最も高い値で表されます。SIL値(speech interference level)はNC曲線と同時に計算出されます。NC曲線測定機能はスペクトルリミット・オプションでも可能になります。 サポートしているNC曲線と規格: ・NR値 ISO 1996に準拠 ・NC値 NSI 12.2-2008、1995に準拠 ・RNC値 ANSI 12.2-2008に準拠 ・RC値 ANSI 12.2-1995に準拠 ・PNC値 ASA 1971に準拠 |
データエクスプローラ(オプション)
データエクスプローラはPCベースのソフトウェアアプリケーションで、パワフルなデータ処理能力によりサウンドレベルデータを素早く詳細に分析できます。数百万単位のデータポイントの可視化、分析、制御が可能で、音響コンサルタントや騒音測定専門家に最適なツールです。使いやすいデータ表示、管理およびレポート作成機能を装備しています。 |
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特長: ・大画面によるデータの可視化 ・高速ズーム、パン ・実音ファイルのタイムライン表示と同時再生 ・マーカーによる除外音処理と素早い再計算 ・ユーザーカスタマイズのレポート作成 |